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お知らせ
BEET工業へ研修に行ってきました(^O^)/
いつもご愛顧ありがとうございます。
先日、ライコランド金沢店スタッフ数名が㈱日本ビート工業へ研修に行ってまいりました。
BEETといえば、ハイクオリティなパーツメーカーとして有名ですが
どのようにモノ作りがなされているのか、とても楽しみです...(*´ω`*)
看板だけですでにテンション⤴⤴(^O^)/
まずは座学からです。
BEETは、開発から材料調達・生産まで一貫して自社で行っております。
素材も国内製造のものを使用するなど『Made in JAPAN』に拘る会社です。
拘るのは、単にMade in JAPANだけではありません。
なぜこの素材なのか
なぜこの構造なのか
なぜ3D曲げにするのか 等々
『なぜ』には必ず答えがありました。
この日の講師、BEET渡邊さんも言葉に熱が入ります。
ライコランド金沢店スタッフからもどんどん質問が飛びました。
座学風景。熱心に勉強中です。
次に工場見学です。
BEETは自社生産に拘るため、様々な工作機械を保有しており
一点一点、手作業にてモノ作りがなされていました。
ハイパーバンク製作作業も、パーツのうちのひとつであるジュラルミンプレートの削り出し作業だけでも
大まかに切削した後、トリミング数回とロゴ打ちを経てようやく仕上がります。
車種ごとの治具も膨大にストックされていました。
国産初のバックステップを開発したBEET工業の、歴史の重みを感じられました。
プレートも何工程も経て完成します。
次にマフラーの作業工程の見学です。
私もですが、皆さまもBEETといえば青く輝くマフラーを思い浮かべられる方が多いのではないでしょうか。
BEETは、元々マットな質感のチタンパイプを研磨・曲げ加工し、焼き入れであの美しいブルーを発色させています。
一番右が磨き前のチタンパイプ
磨き前と後では、異なる材質のものかと思うほどです。
もちろんチタンの素地を生かした製品の雰囲気も好きなのですが
あのチタンブルーを最大限に表現するには、磨きが重要とのこと。
加えて、鏡面で汚れも落としやすいメリットもあります。
パイプの曲げ加工は、3DNCベンダーという工作機械でも行っています。
車種ごとのデータを入力しパイプをセットすると、自動で曲げ加工され仕上がってきます。
まるで飴細工のように、チタンパイプが柔らかい雰囲気をまとって仕上がってくるのです。
機械曲げなのですが、まるで手曲げのような連続したアールでの仕上がりです。
エキパイデザインが重要な車種に採用されているとのことです。
組み立て工程では、サイレンサーの作業を見学させていただきました。
BEET独自の『パルスコーン』が内包されたサイレンサーの、リベット打ちと液体ガスケット塗り作業です。
リベットは一本一本確実に手打ちし、ガスケットも少量ずつ隙間に塗り込んでいくという丁寧さ。
『全て一点ものでは!?』と思うようなBEETクオリティーでした☆
溶接部門では、エキパイのバイパス取付けが行われていました。
『拘り開発された政府認証マフラー』製造のための機構のひとつであるバイパスは
ここで一定のリズムを携えた溶接痕により取り付けられます。
見学者数名がジッと見守る中でプレッシャーもあったのでは?と思いますが
素晴らしい作業でした(*^-^*)
次は別の棟でハイパーバンクの組み立て作業の見学です。
こちらも一点一点手作業で組み立てるのですが、熟練の職人さんが手際よく作業されていました。
そして私たちの手元に製品が無事に届くために重要な梱包作業ですが
こちらもなんとも丁寧にされていました。
倉庫も整頓されており、拘って作った製品に対する愛情も垣間見えました。
感服いたします...
このような作業があって初めて、BEETクオリティが保たれるのですね。
他メーカーは素地仕上げのエキパイが多い中、BEETは磨き仕上げ・焼き入れを行っているのは先述しましたが
その焼き入れをライコランド金沢店スタッフも体験してきました(^^)
まずはプロの作業を拝見したあと、スタッフもバーナーを持ち焼き入れスタート!!
高火力バーナーによる焼き入れ
炙っていくと、色が少し茶色く変化した直後
瞬間的に青く発色しました!!
頭の中では仕上がりイメージが出来ていたのですが
......なかなか思い通りの焼き加減にはなりませんでした(;'∀')
やはりプロは凄い!!!
ということで、BEET研修も終了しました。
普段、私たちも完成品しか見ることがないので
モノづくりの現場を目にすると腑に落ちるところがあったり
逆に『なぜ?』が出てきて、もっと知りたくなったり。
開発の思いや拘り、現場のプロフェッショナルな仕事ぶりを見学・勉強させていただいたことは
バイクという乗り物自体に、より惹かれるきっかけとなりました。
忘れかけていた『あの頃』のように、またアツくなれるのは嬉しいことですね。
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